1歳児のかんしゃく、みんなはどう対処している?専門家への相談はすべき?

未分類2022.1.17

1歳児のかんしゃく、みんなはどう対処している?専門家への相談はすべき?

1歳代の子供の中には、かんしゃくが激しい子もいますよね。一度火がつくと、何をしてもおさまらないこともある1歳児のかんしゃく。いきなり大声でわめいたり暴れたりされると、わが子ながらどのように対応すればよいかと困ってしまうかもしれません。この記事では、先輩ママの「子供のかんしゃく対処法」についていくつかご紹介します。また、かんしゃくについてかかりつけ医などに相談を検討するときのポイントについてもお伝えします。参考にしてください。(2019年11月27日時点の情報です)

others_mamari56-1.jpg

1歳代のかんしゃくは、うまく言葉にできない気持ちの表れ

かんしゃくとは、自分の欲求不満や怒りなどを叫んだり、暴れたりして表現している状態のことです。自分の子がかんしゃくを起こしてしまったとき、ママはどうしたらいいか悩んでしまいますね。

かんしゃくは、子供が「うまくいかない」「本当はこうしたいのに」という気持ちを、うまく言葉に表せないために出るといわれている行動で、1~5歳くらいの子供にはよくあるものです。いったんかんしゃくを起こすと、多くの場合、子供は自分で感情をおさめることはできず、落ち着くまで待つしかないこともしばしばあるでしょう。

とはいえ、いつでもかんしゃくを起こすわが子をじっと見守れる状況であるとは限りません。また、成長とともに意思表示のしかたを身につければおさまることも多いものの、現在悩んでいるママは日々の対応にぐったりしてしまうこともあるかもしれませんね。

他のママはどうしている?先輩ママのかんしゃく対処法

others_mamari56-2.jpg

ここからは、1歳半ごろでかんしゃくが強い子を持つママたちの「かんしゃく対処法」をお伝えします。わが子に合っていると感じられる方法には個人差がありますが、まねできそうな方法があればぜひ試してみてくださいね。

1. ママだけで背負わないで

others_mamari56-3.jpg

lady_icon.png
癇癪起こされると、親だって「もう嫌だ!」ってなりますよね。
(中略)
なかなか難しいかもしれませんが、思い切って旦那さんやご実家、一時保育にお子さんを預けて、休んだり、ひとりの時間をもらってみてはどうでしょうか?

一日中子供のペースに合わせて生活し、さらにかんしゃくまで起こされれば、ママが参ってしまうのは当然かもしれません。そんなときは、家族などに子供を預けるという手段を検討してみてもよいでしょう。

子供のかんしゃくの対応はママだけでしなくてはいけないものではありません。パパをはじめとする家族や一時保育などに子供を預け、一度子供と距離を置く時間を設けてみるのもおすすめです。ほんの少しでも子供と離れて外の空気を吸えば、気持ちが楽になることもあります。

かんしゃくに「向き合わねば」「もっと頑張って声掛けをすれば」と思うのではなく「つらいから離れる」という選択をするのも、間違いではありません。

2. 教えてくれてありがとう、と伝える

others_mamari56-4.jpg

lady_icon.png
一歳半前から二歳半くらいまでのけぞってギャン泣き、よくありました、かつぎあげて退場してました…

(中略)

癇癪って主張だったようで、その行動を認めてあげると、徐々におさまってきました。

例)おやつをご飯より先に食べたい

「おやつ食べたいっておしえてくれてありがとう」一呼吸おいて「ご飯たべて、おやつの時間ね」

最初はつうじなくても、ガンガン泣かれても、子供にしてみたら要求が親に伝わった、と言うだけで、一点は満足できます。

あと日中、できて当たり前のことも、できたら褒めたりすると「できた、認められた」とおもったみたいで癇癪へりました

気長にガンバです、
うまく行かない時もありましたが、「ありがとう、あなたのしたいことがお母さんに伝わってきて、うれしい」と地道に伝えてあげてください

うまく要求を言葉にできずにかんしゃくを起こしている子供にとって、「こうしたかったんだね」というママの声掛けは「自分の気持ちが伝わった」という満足につながるでしょう。

大声でわめいている子供に「教えてくれてありがとう」と声をかけるのは忍耐がいることですが、それによって子供の気持ちが満たされ、かんしゃくが減るならうれしいことですよね。

一朝一夕の努力ではなく、地道な声掛けの積み重ねが必要なのかもしれません。

3. かんしゃく対処のルーチンを決める

others_mamari56-5.jpg

lady_icon.png
うちも一歳ごろに癇癪が酷かったのでお気持ちよく分かります…泣

ヒートアップすると2時間でも泣き続けてました。

正しいかはわからないですが、私は

・声かけ、抱っこ、背中さする
・嫌がられたら、声かけやめる
・嫌がられたら、背中さするのやめる
・嫌がられたら、抱っこやめて近くで無言で見守る
・泣きながらも本人が寄ってきたら受け入れる
・落ち着いたら抱っこしながら話しかける

をしてました。

半年くらいして段々と癇癪がおさまり、今はほとんどなくなりました(本人が少しおしゃべり出来るようになったからかもしれません)

言葉が話せれば癇癪減るかもと、とにかく絵本は出来るだけ読んでました。

かんしゃくを起こしているときは、ママがよかれと思ってしたことが気に入ず、さらに嫌がることもあるかもしれません。

その場で柔軟に対応するしかないものの、投稿者のように「これがダメならこれ」と順番を決めておけば、毎回悩まずに済みそうですね。最後まで対応してもダメなら「無言で見守る」。これも大事な対処法です。

このママの場合は、半年ほどでかんしゃくがおさまったように感じたとのこと。気長な対応が功を奏したのかもしれません。

4. 好きなもので気をそらす

others_mamari56-6.jpg

lady_icon.png
泣いて泣いてイライラ耐えられない時は、娘が好きなアンパンマンラムネとかチョコで釣ったりベランダ好きなんでベランダに出る?って、とにかく好きなもので釣ります😅
良いのか分からないですけど、イライラして怒鳴ってしまうよりマシかな😭

何をいっても、何をしても子供のかんしゃくがおさまらない。泣いてどうしようもないというときは、好きなお菓子などで気をそらせるのも手です。

「もので釣るのは気が引ける」と思うかもしれませんが、かんしゃくでママ自身が参ってしまうようなら、一時的な対処法としてものを使ってもよいのでは。お菓子ではなくシールやばんそうこうなどでもOK。ママ自身が納得して、割り切って使えるものがよいでしょう。

5. 心を無にして、ときには要求をのむ

others_mamari56-7.jpg

lady_icon.png
もう癇癪とイヤイヤは時期的にしょうがないものです。それを改善しようと頑張ってもストレス溜まる一方なので、私はもう諦めてます。癇癪起こしてひっくり返ってギャン泣きし始めたら心を無にして多少落ち着くのをひたすら待つことにしてます😂他人の目より自分の心身の健康です。笑
ママ友は子供が着替えを全力で嫌がったからと言って、パジャマのままランチに連れてきてました😂寒い日だったのに、コートを脱いだら半袖パジャマでした。笑
時にはそのくらい適当?寛大?な心も必要だと思います。

1歳代の子供のかんしゃくは「伝えたいのに伝わらない」というもどかしさを表現する行動のため、がまんを促してやめさせるのは困難でしょう。それならばと心を無にして、ひたすら落ち着くのを待つ、あるいは子供の要求を一度のんでしまうという手もあるようです。

毎回子供のわがままに付き合ってはいられませんが、イライラしてママ自身が疲弊するくらいなら、そういう日があってもよいかもしれません。育児は毎日続くからこそ、どこかで力を抜くことも必要です。

専門家に相談をしたほうがよいケースは

others_mamari56-8.jpg

かんしゃくは子供の成長とともにおさまってくることが多いといわれていますが、かんしゃく以外にも気になることがある場合は、医師などに相談したほうがよい場合もあります。相談をするだけでも、ママの心配ごとやつらい気持ちが少し和らぐかもしれません。

たとえば、1歳半を過ぎた段階で以下のような様子が見られ、育てにくさを感じている場合は、相談を検討してみてもよいでしょう。

・他者と視線が合わない
・運動発達に遅れがある
・あやしても笑わない
・一語文が出ていない
・母親に無関心で、1人でいても平気なようす

上記のような状況があてはまるからといって、必ずしも障害があるというわけではありません。

相談は自治体の窓口や発達専門医、かかりつけの小児科でも大丈夫です。

子供に合った対処法を探しつつ、ママの心も休ませて

others_mamari56-9.jpg

今まさに子供のかんしゃくに悩んでいるママは「なんとかかんしゃくを収めたい」「かんしゃくが起きないようにしたい」と考えているかもしれません。しかし、必死に向き合っても思うようにならないこともあるでしょう。

そんなときは自分の対処法を責めたり、うまくいかないことを思い悩んだりするよりも、ママの心を休めることを考えてみてください。この時期のかんしゃくは仕方ない面もあると考え、ときには親側が折れて、真正面から向き合わない日があっても大丈夫です。

子供の社会性と感情のコントロール力が育つにつれて、かんしゃくは収まっていくはずです。それまでは子供に合う対処法を探りつつ、なんとか乗り切っていきましょう。

著者:むつみん

※この記事は、ママリから許可を得て転載しています。

<出典元一覧>
・浜松市「かんしゃくについて」(https://www.hamamatsu-pippi.net/shiritai/blog/hint/docs/2014030317135/,2019年11月26日最終閲覧)
・辻本愛子「子育てヒント:【いうことを聞かないこども・かんしゃく】への対応」神奈川県小児保健協会(http://www.kanagawa-syounihokenkyoukai.jp/images_mt/tujimotodr.pdf,2019年11月26日最終閲覧)
・岡崎市「総合子育て支援センターからのお知らせ」(2019年11月26日最終閲覧)
・かわむら小児科「モ~モ~くらぶ」(2019年11月26日最終閲覧)
・Stephen Brian Sulkes「かんしゃく」(https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/23-小児の健康上の問題/小児における行動面の問題/かんしゃく,2019年11月27日最終閲覧)
・姫路市「子育てQ&A」(2019年11月27日最終閲覧)
・龍ヶ崎市「1歳から2歳未満までの相談」(2019年11月26日最終閲覧)
・松原三智子「1歳6か月児健康診査で保健師が気になる母子の様子」(https://hus.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=117&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1,2019年11月26日最終閲覧)

・長野県立こども病院「こどもの発達問診票」(http://nagano-child.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/08/shinkeimonshin201907.pdf,2019年11月26日最終閲覧)
・鳥取県「乳幼児健康診査マニュアル」(https://www.pref.tottori.lg.jp/secure/249478/ippan26.pdf,2019年11月26日最終閲覧)
・国立成育医療研究センター「よくある子どもの心のQ&A」(https://www.ncchd.go.jp/kokoro/public_faq.html,2019年11月26日最終閲覧)
・佐々木正美「衝動と自律性」子育ての心理学(https://mindsun.net/sasaki/erikson05.htm,2019年11月26日最終閲覧)