一升餅

ファーストバースデー2020.8.20

一升餅

一升餅は、子どもの成長を願う伝統行事です

「1歳のお誕生日にお餅を背負わせる」と聞いたことはありませんか?
これは「一升餅」(誕生餅)と言って、子どもの健やかな成長を祝う伝統行事です。

一升餅には、一升=子どもの一生を掛けており、「一生、食べ物に困らないように」「これからも元気で育つように」という意味があるほか、子どもが背負う丸いお餅のように「円満な人生が送れるように」という願いなどが込められています。

名前入り、家紋入りなど好きなお餅を選んで!

一升餅のお祝いは、一升(約1.8kg)のお米で作ったお餅(できあがりは約2kg)を風呂敷に包んで、子どもに背負わせるのが一般的です。

お餅は、子どもの名前入りや家紋入り、イラスト入りのほか、切り分ける手間を省いた小分けタイプなど、さまざまな種類があります。また風呂敷以外にも、ベビー用のリュックにお餅を入れて、子どもに背負わせるご家庭もあるようです。

地域によって、お祝いの仕方はさまざま

1歳を迎える子どもに背負わせることが多い一升餅のですが、九州地方では子どもにお餅を踏ませたり、新しい草履を履かせてお餅の上を歩かせる地域も。

一方で「早く歩き出す=親元を早く離れてしまう」と、古くから考えられている地域では、一升餅を背負わせた子どもをわざと転ばせたりします。また、埼玉県の一部のエリアでは、子どもがなかなか歩けないようにお餅の数を増やすなど、お祝いの仕方はさまざまです。

お祝いは、お誕生日またはお誕生日前後の良い日に

一升餅でお祝いをするときは、1歳のお誕生日当日、もしくは、お誕生日前後に。お祝いの日が決まったら、お餅を注文するなど段取り良い準備を心がけましょう。

地域によっては、一升餅のお祝いと合わせて「選び取り」をすることもあります。じ~じやば~ばに昔はどんな風にお祝いしていたか聞いてみるのも楽しいですよ。

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