出産準備に揃えておきたい家電(空気環境編)

出産準備家電2020.6.10

出産準備に揃えておきたい家電(空気環境編)

赤ちゃんが安心して過ごせる空気環境を整える

第1回目は空気環境です。花粉、PM2.5、ウイルスなど、昨今の赤ちゃんを取り巻く空気環境は気になることが多いですよね。わが子の健やかな成長のためにも、空気環境を整えてあげましょう。

まずはエアコン。現在、多くの機種が「フィルターお掃除機能」を搭載していますが、この機能があればエアコンは清潔に保たれていると多くの人が誤解しています。この機能は、空気の吸込口にあるフィルターにたまるホコリを自動的に掃除するだけ。一番の問題は、エアコン内部の熱交換器やファンなどについた湿気に細かいホコリがたまり、それを温床としてカビが生えることです。内部にカビが一度生えてしまうとなかなか取り除けず、エアコンからはカビ菌を放出し続けることになります。

これを防ぐため、メーカー各社はカビが生えにくいステンレス素材を採用したり、熱交換器などにホコリがたまらないようコーティングを施したりしています。シャープやパナソニックのようにイオンをエアコン内部に飛ばしてカビを抑制する機能もあります。

キレイな空気しか出さないエアコン(たとえば日立の「白くまくん」)

エアコン内部を清潔に保つ機能で一歩進んでいるのが日立です。日立はもともと、エアコン内部に除菌・防汚効果があるステンレス素材を多用してカビなどの菌や汚れを抑制していました。それでも、冷房時の結露により微細なホコリがとどまり、完全に汚れを防ぐことはできなかったのです。そこで、「凍結洗浄」という新たな仕組みを開発しました。これは、熱交換器を一度思いっきり凍らせて、ついた大量の霜を一気に溶かすことで複雑な熱交換内部についたホコリを一挙に洗い流すというもの。室内に風を送るファンもホコリが溜まりやすいのですが、ここには新たに可動ブラシを取り付け、ファンを自動で掃除した後にブラシも凍結洗浄するという念の入れよう。電子でホコリを捕集するステンレスイオン空清機能も搭載しており、日立はお部屋の空気をクリーンに保つことにとことんこだわっているメーカーです。日立 ルームエアコン 白くまくん

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凍結洗浄機能を搭載した日立の「白くまくん プレミアムXシリーズ」

冷房による冷えすぎも気になる(そこで東芝の「DXシリーズ」)

日本の夏は暑すぎる! エアコンをつけたい!でも冷えすぎが気になる…。妊婦さんは手足の冷えに敏感で、妊娠したことで冷え性になる人も多いですよね。赤ちゃんが生まれてからも、冷房の風が直接当たって冷えすぎるのは困るし…。

冷たい空気は下へ下へと落ちようとするため、エアコンは冷風を天井にぶつけ、シャワーのように部屋全体に均一に降り注ぐようにできています。さらに、各社は各種センサーを搭載し、人の動きや家の間取り、窓からの熱、部屋の温度分布などを感知して、冷えすぎを防いだり、人に風が直接当たらないようにしたり、部屋全体が均一に冷やされるようにしたりと、蒸し暑い日でも快適に過ごせるように工夫しています。

中でも面白い機能を持つのが東芝です。今年の新製品には「無風感冷房」機能を搭載しました。冷房が設定温度に近づいたら、送風口の内部に微細な穴の開いた「風カットルーバー」がせり出してきて風を細断、吹き出し口下部から出る通常の冷風とぶつかって細かく乱れた風を作り出します。これが、2-3m離れた場所ではやわらかい風となり、人肌で感じにくい状態となります。冷房を長時間使用しても居心地がよく、睡眠時にも肌寒さを感じません。東芝 エアコン 大清快

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「無風感冷房」機能を搭載した東芝の「DXシリーズ」

やわらかい風で冷えすぎを防ぐ扇風機(シャープのリビングファン「PJ-J3DG」)

扇風機も日本の夏に欠かせない家電ですが、扇風機の風に当たり続けることでなんとなくダルいってことありますよね。これは風が体温と肌の水分を奪っていくことによって引き起こされるのですが、このダルさを防ぎ、手足の冷えすぎも抑制する扇風機がシャープから登場しました。アサギマダラ蝶とアゲハ蝶の羽根の仕組みを応用した「トリプル・ネイチャーウイング」の搭載により、7枚の羽根で21枚相当のなめらかでムラのない風を作ります。やわらかな風が体を包み込むように吹き、それに加えて、プラズマクラスターイオンが肌の水分蒸発を抑えてくれるので、ダルさ感と冷えすぎが抑制されるという仕組みです。DCモーターを搭載しているので、風量を33段階に細かく設定できるのも嬉しいポイント。シャープ リビングファン

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トリプル・ネイチャーウイングを搭載したシャープのリビングファン「PJ-J3DG」

空気清浄機は一年中使う(バルミューダ「The Pure」、パナソニック「ジアイーノ」)

風邪やインフルエンザ、花粉のために空気清浄機は冬〜春先だけに使うという家庭は多いのではないでしょうか。でも、花粉はほぼ一年中飛んでいるし、カビもほぼ一年中、排気ガスなどのPM2.5も一年中飛んでいます。ウイルスも。そのため、空気清浄機も一年中使うのが正解。リビングや子ども部屋に置きっぱなしならば、能力だけでなく、デザイン性も高いほうがよいですよね。

オススメなのが、バルミューダの「The Pure」です。白一色のシンプルな長方体はデザイン性に富んでおり、インテリアに馴染みます。接地面積が小さいので邪魔にもなりません。もちろん能力も十分。ジェットエンジンの技術を応用した整流翼で大量の空気を静かに循環させ、TrueHEPAフィルター搭載で0.3μmの微粒子を99.97%キャッチ、サッカーフィールド6万分の表面積を持つ活性炭フィルターがお部屋のニオイを除去します。バルミューダ 空気清浄機 BALMUDA The Pure

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BALMUDA The Pure

もう一つオススメしたいのが、パナソニックの空間除菌脱臭機「ジアイーノ」です。プールや哺乳瓶の除菌、水道水の浄化などに使われている除菌成分の次亜塩素酸を生成するアイテムで、お部屋に浮遊する菌やウイルス、ニオイを吸引して本体内の次亜塩素酸で洗浄するだけでなく、放出した次亜塩素酸で壁やカーテン、家具などに付着した菌・ニオイも洗浄します。次亜塩素酸の除菌能力は強力かつスピーディーなので、菌・ウイルス対策を本気で考えている家庭にはオススメの1台です。パナソニック 空間除菌脱臭機 ジアイーノ

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パナソニックの空間除菌脱臭機「ジアイーノ F-MV1500」(〜10畳用)

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この記事を書いた人
  • この記事を書いた人近藤克己 家電ジャーナリスト
  • 近藤 克己
    家電ジャーナリスト
    家電に携わって20数年。数々の家電製品をレビューし、メーカーからの厚い信頼を得る家電ジャーナリスト。「家電ができることは家電に任せて人間は楽をする」をモットーに日々家電にまみれて生活する。成人した2人の娘さんもデジタル家電好き。